私がインターネットをはじめて知ったのは、1996年。
駆け込みで入社した会社がたまたまインターネットの会社だったのがきっかけ。当時は、ショッピングモールなるものを運営していて、「ウチに出店しませんか!」と営業の日々。
しかし、商売もしたことがない、ノウハウもない。そんな人間がショップを誘致したって、なかなか売れず・・・
やがて、すべてのクライアントを手放すことに。。。
出店しても反響がない・・・
ショッピングモールはこの先どんどん増える(1996年以降)。そして、多くのショップが売上が上がらないことに悩む。これが、WEBコンサルティングをはじめようというきっかけでした。
「どうすれば反響が上がるか?」
つまりどうすれば売れるのか?自らが商売するかのようにショップのオーナーさんに「こんなコトをやりましょう!」という提案と試行錯誤が続く。
次第に通販ショップの売上が拡大し、以来、ノウハウを蓄積。
1996年からこんなことをやっていますから、ネットで反響を上げる方法はかなり知っています。(チョット自慢)
その後、経営陣に加わることができましたが、会社を離れ、自らイープレスを立ち上げたのが2002年。
しかし、全く契約が取れない日々。
そりゃそうですよね。いくらノウハウがあるって言ったって、それまでは株式会社という後ろ盾があって活動をしてきたのですから。個人事業主なんて誰も相手にしてくれませんでした。
そこで、「売上が上がるノウハウ」があるというなら、自らが通販ショップを立ち上げてみよう!そう決心し、以前のクライアントであった炭の製造元さんにお願いをし、備長炭片岡屋なる通販ショップを立ち上げました。
しかしこれがまた売れない・・・
頭では分かっていても、なんせ、これまでの仕事は私が指揮をとって部下が動くというもの。ホームページだってそれまでは作ったことはありませんでした。
事業を立ち上げたばかりでしたから、ホームページ作成を外注に出すこともできない。
少しずつ当時の元部下に尋ねたりしながら、やっと頭で描くことがWEBでできるようになり、売上も上げることができました。
売上が上がってくると、「ネット広告」にも手を出したくなるのですが、広告代理店をしている私にとっても通販にピンと来る広告はなかなかない。あっても、広告代が高くて手が出せないという二つの悩みから、いっそのこと、安く広告が出せるサイトを自分で作ってしまおう!
そんなことから、通販リンクサイト「逸品倶楽部」を立ち上げました。
相互リンクがメインですが、ただやみくもに通販ショップを紹介しても自動リンク集と同じでは売上アップには繋がらないだろう。そう思いました。そもそも自動リンク集の多くは、ユーザーというよりも、通販ショップオーナーさんのアクセスのほうが多い・・・今でもそう思っています。
やはり手間を掛けたサイトじゃないと売上にはつながらない。
そんな考えから、自らが選定した「こだわりの逸品」、こんなテーマに合致する商品やショップだけを紹介することにしました。
自らが立ち上げたサイトにユーザーを集めるには、まず利用するのは検索エンジン。
方法は、2つ。
検索エンジンに「広告を出す」のか、検索エンジンに「上位ヒット」させるのか?そんなこともあり、SEO(検索エンジン最適化)にも取り組むことに。
うんうん、売上が上がってきたぞ!
しかし・・・私のサイトの売上アップの影で、実家の電気屋(茨城県水戸市)の売上は量販店に押される一方でイマイチ。
こりゃイカン!
と、ダメもとで実家のホームページ(水戸市の電気店ツトムデンキ)も作ることに。元々、通販を主体としたホームページ作成、運営に携わってきたので、電気店のホームページも最初は「通販」主体で立ち上げたんです。
しかし、ここでも全く売れない。
どうしたものか?と、通販をすぐに断念(*取り組むのも早いですが、ダメなら引くのも早いです。。。)し、サービス主体のホームページに全面リニューアル。
試行錯誤はやはりありましたが、こちらも、「インターネットを見た!」という問合せからアンテナ工事やエアコン移設などの成約が右肩上がり。
どうして売上が上がるホームページが作れるのか?
答えは2つあります。
まず、重視するのは「検索エンジン」。なんせ利用者が圧倒的に多い。
この検索エンジンに、
1.本体(ホームページ)を上位ヒットさせる
2.サブ(ホームページ)を上位ヒットさせる
現在力を入れているのはこの2つです。(ちなみに、誘導させた本体ページのコンテンツが重要なことは言うまでもなく。アクセスがあっても売れない、成果がないのは、本体ページの原因ですから)
電気屋ホームページで言えば、
電気屋本体ホームページを上位ヒットさせる。同時に、電気屋を宣伝するためのサブページ(リンク集)も上位ヒットさせる。サブページは自社だけでなく他店の紹介も行なうことで、総体的な発展も心がける。こんな戦略をとっています。
ちなみに、上位ヒットができなければ、もっと能動的なスポンサーサイト広告などを利用する方法もあると思います。
さてさて、備長炭と電気屋。
確かに全く異なるビジネス形態ですが、どちらもネットを活用しているという点ではほぼ同じ作業なんです。
こうしたホームページ運営から分かることを、少しは後から続くネットショップ運営者にも情報還元しよう!
そこで、WEBコンサルティングコラムなども不定期ながら更新を続けてきました。
インターネットというのはホントにおもしろいもの。
というのも、
このコラム発信がきっかけで、「片岡さん、本を出版しませんか?」というお誘いが入ってきました。一通のメールがきっかけで2005年12月にはじめての執筆、「プロが教える儲かるインターネット広告の極意 」なるネット広告本の出版にまでこぎつけました。(ちなみに、自費出版ではないです。笑)
・・・で、結局どんな仕事をしているのか?
まず、当方イープレスの最大の強みは、自らがネットで商売をしているということ。
そんな私が自らホームページを作成して運営までこなしていますので、「売上を上げるためのホームページ作成と運営(代行)」。こんなお仕事をメインにやっております。
また、ただホームページを作っても全くおもしろくも何ともないので、あの手この手で「企画」をいつも考えながら、アクセスするユーザーはおろか、自分までが楽しんでしまう。こんな仕事をしております。
だから、「企画ページの作成や原稿作成」。こんなお仕事も日々こなしております。お取引するクライアントさんから、「少しページを増やしたいんだけど、何か良い案はないですかねぇ?」
こんな相談をもらうと頭がよく働きます。
「そうですね、こうしたページを作りませんか!」という提案から、原稿作成、承諾をいただければそのページ作成まで一環して行なっています。
また、クライアントホームページの反響アップの一つとして、リンクサイトを立ち上げたり、SEO(検索エンジン最適化)の相談がきっかけで、内外のWEBページ簡易診断というサービスや、WEBページ運営診断という仕事もこなしております。
そう、これも自社でモノを実際に売り、ホームページをつくり、どうすれば反響アップが図れるか?を日々考えているからできること。
経営者には、投資家と事業家の2つがあるらしいですが、
常に、商売人でありたい・・・これが私、片岡のモットーです。
実は、尊敬する以前の会社の社長の言葉なんですがね。 |